日本の食卓に、
「1年を通して”和の本物”をお届けしたい。」
というブランドコンセプトでできた
“12ヶ月の食卓”
醤油、お味噌がカタログに入る前、
「御用蔵」に
惚れ込んだAwの担当社員の人が、
何年もの間、足を運び続け、
交渉し続けたそうです。
その担当者の熱心さに心を打たれつつも、
最初はなかなか首を縦に振ってくれなかったそうです。
ある時、
その社員の人から、突然ぷっつりと連絡が来なくなりました。
気になった「御用蔵」の社長は、
Awに連絡してみると・・・・・
その方は亡くなっておられたそうです。
最後の最後まで、熱心に足を運んで、
調味料をAwで扱わせてほしいと交渉していたAwの社員さん。
私たちABOに、
本当に良い調味料を使い、扱わせたいという心からの情熱。
のちに社長さんはついにAwとの提携を決意されたそうです。
そんなエピソードも踏まえて実現したAwの
“12ヶ月の食卓”
日本の伝統文化でもある和食の基本調味料、
味噌、醤油についても考えるきっかけになればと思います。
今日は数少ないAwとの提携先でもあるヤマキの醤油のお話。
知ってました?
“和食”って2013年に
世界無形文化遺産になっていたんです!
国々の伝統の文化を形を変えずに後世に残すためにユネスコは世界無形文化遺産として和食を認定。
今や、
和食は世界中で親しまれる日本を代表する食文化として、
世界中で食べられています。
その和食の基礎調味料として代表的なものが
「味噌」「醤油」
現在、日本では味噌、醤油がほとんどの家庭にあり、
スーパーで、売られているようなものは
海外でもキッコーマンなどがアメリカでもブラジルでも普通に生産され使われています。
『これが”日本の醤油”です・・・』と。
そもそもいつ頃から和食はできたのか?
和食の発祥といえば
1200年前、
四条司家(しじょうつかさけ)が日本料理の基礎を作ったと言われています。
その和食での基礎になる調味料
“伝統の醤油”
いつ作られたの?
味噌、醤油の歴史は
実は1000年ほど歴史があり、
中国で使う豆板醤、でも使われる「醤」は紀元前からあり
日本に「醬」が中国から伝わったのは弥生時代。
そして、
日本には春夏秋冬の四季があり梅雨の時期に
温度と湿度が上がって微生物が生きる季節を利用し、
発酵させることを応用させ奈良時代に日本独特の醤(ひしお)作りが始まります。
そして、
平安には味噌
鎌倉時代にはお醤油
が作られるようになりました。
どの家庭にもあるようになったのは、
実はずっと先の明治から。
それまでは大変貴重なもので、庶民に届くことはありませんでした。
昔は
武士を養う食料を、百姓がお殿様に米を作って年貢米で納める。
年貢を納めることで権力の大きさをはかっていました。
実は、
米と同じくらい大事だったのがお味噌。
お味噌には栄養価が高く、
タンパク質、アミノ酸などが含まれ、
微生物を食べることで免疫力が高まる貴重な栄養源。
『武士は味噌と米さえあれば戦に勝てる』
と言われたほど大事なものでした。
お味噌つくりには
大豆が使われ、
炊いたお米に麹菌を繁殖させ、
麹菌、蒸した大豆、塩を入れて、
潰して半年ほど寝かせたら味噌ができます。
ちなみによく居酒屋などで見る、
“もろキュウ”などにつける味噌は、
「もろみ味噌」「金山寺味噌」
和歌山県湯浅町が発祥の町。
その後、鎌倉時代には
大豆と小麦で醤油作りが始まりました。
比較的に味噌、醤油が多く消費するようになったのは江戸時代。
戦がないよう参勤交代で
江戸にどんどん人が集まるようになって味噌作りが江戸近郊で行われ、
その麹(こうじ)を幕府に売るために作っていた地名の名残りが
『千代田区麹町』
地名の由来となって今も残っています。
現在でも世界を代表する伝統の企業が醤油業界を担っています。
例えば、江戸の街に運搬するのに千葉が便利だったので
千葉県の野田市で作られることになった。
それがあの“キッコーマン”の発祥地。だったり
千葉の銚子にある企業は“ヤマサ”
本来は「ヤマキ」。
山に「キ」をマークにしたかったが、幕府が使っていてこの文字が使えなかったので
「キ」を横にしたら、みんなは「ヤマサ」と呼ぶようになってしまったので
社名が「ヤマサ」になった。
簡単に紹介するとそんな感じが醤油メーカーの歴史だ。
しかし戦後、
日本の伝統の醤油業界はガラリと変わってしまいました!
戦後復興するのに、
こんなに時間をかけていては商売にならないということで、
ものづくりの基本が
『早く、安く、大量に』
これをモットーに、資本主義経済が進んでいったため、
現在ではステンレスの中で大量に安く作られてます。
さらに日本国内の原料のものではなく、
海外の原料を安く仕入れて製造することで企業努力をしている。
どう違うのか?
それは大豆の原料にあります。
これは丸大豆と脱脂加工大豆の写真。
海外の大豆は安い。
それはなぜか?
それは遺伝子組み換え!
除草剤を空中で散布した時に、雑草も作物までも死なないように、
除草剤で死なない作物を作ったのが遺伝子組み換え。
こうすることで収穫量も日本の大豆の2倍は作れる。
何に使ったか?
以前は家畜だったけど、
今は、
工業用の油の原料
サラダ油、ドレッシングにも
そして、メインは新聞の印刷物のインクです。
その大豆の油を取るための目的で
大豆は海外で遺伝子組み換えで作られています。
“醤(ひしお)”の”油”と書いて“醤油”と書きますね。
その大豆の油を抜いた残ったカスが脱脂加工大豆ということなんです。
これを使って現在のスーパーなどで出回っている醤油は売られています。
冷静に考えて、
水より安い100円で作れる醤油なんてあるわけがない・・・
戦後1500あった蔵のほとんどが廃業。
100年も200年も菌を受け継いで樽で作る醤油メーカーは数少ない。
1000年も続く世界無形文化遺産にもなった文化が
わずか70年余りで無くなり、
日本の伝統文化の”本物の醤油”が違った形で世界に伝わっているということ!
本物の製品が流通されていないんです‼︎
こういうことを踏まえて、
日本の本物の食文化を理解し、残していこう!
という目的でAmwayは
天皇家に1200年もの食卓を支えた日本を代表する
醤油、味噌のメーカーを守るために
日本の伝統文化も口コミで伝えつつ
“12ヶ月の食卓”
というシリーズができています。
毎日の食卓に、“和の本物”を入れましょう♪
とても美味しいです!
動画もどうぞ!